22.闇の簒奪者 ゼロムス
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闇の簒奪者 ゼロムス:(Zeromus)
月の大穴の奥底に封印されていた、強大なる闇の化身ゾディアーク。その強大な始祖の蛮神が莫大なエーテルが倒された事でそれぞれの鏡像世界に霧散する事になった。通常、霧散したエーテルは星の海に還り、浄化され新たな生命となる。
しかし、その循環が成されずエーテルに還る場所がないがため第十三世界を彷徨うゾディアークの残滓がゴルベーザの導きにより、強く帰郷を望む七大天竜の一翼であるアジュダヤの膨大なエーテルを喰らい誕生したのがゼロムスである。
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生まれ出でし大妖異ゼロムスは、溶けあった七大天竜の一翼、黒竜アジュダヤの魂が望むまま、愛しき故郷、原初世界へ帰らんと、世界の壁を打ち砕く。
そうなれば、戦争で穢れ、異形となって堕ちたあらゆるヴォイドの命が隣り合う原初世界へと溢れ出し、原初世界の理の中で死して新生を果たす。これこそがゴルベーザの目指す「ヴォイドの救済」であり、第十三世界の新生なのだ。